最近、「Web3 (ウェブスリー)」という言葉を最近よく耳にすると思います。
このWeb3とは何なのでしょうか?
Web3では個人主体となったネット上の組織が増大していくと言われています。
Web3とは、主にブロックチェーン技術によって実現されようとしていて、“新しい分散型のWeb世界のこと” を指します
※Web3.0とも言いますが、本記事ではWeb3と表現します。
Web3は、今後のインターネットの主体となっていく概念として、世界中で注目されています。
こちらのインスタで画像で分かりやすくまとめたので、こちらもぜひ覗いてみてください☺️
ー本記事を読んで得られる未来ー
- 「Web3」について理解できる
- 「Web1.0」と「Web2.0」について理解できる
- 「Web3」のすごさがわかる
- 「Web3」の特徴や始め方がわかる
- 「Web3」について家族や友人・知人に教えてあげることができる
本記事では、このWeb3に焦点を当てて詳しく解説していきます。簡単にわかり易く解説していくので、ぜひWeb3に関する知見を広げてもらえたらと思います。
読み終えた頃には、Web3についての知識が網羅的に得られるので、得た知識をぜひ周りの家族や友人、知人に教えてあげてください^^
✔︎Web3の始め方5ステップ
- コインチェックで口座開設して、仮想通貨を入手する
- メタマスク(ウォレット)を作成する
- メタマスクに入手した仮想通貨を入金する
- OpenSeaでNFTを買ったり、STEPNなどのBCGを遊ぶ
- NFTを売買したり、※BCGのゲーム内通貨を稼ぐ(日本円に換金できる)
※ BCG⇨ブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)のこと
Web3とは?次世代インターネットWeb3の意味や特徴・始め方・使い方を徹底解説!【2022年仮想通貨トレンド到来】
では早速解説していきます。
「Web3ということは、Web1とWeb2が存在していたの?」
その通りです。いまWeb2からWeb3に移行しているフェーズです。
Webの進化の過程は「Web 1.0」「Web 2.0」「Web 3.0」の3つの段階に区分されていて、ざっくり下記のようなイメージで覚えておいてもらえるとOKです。
- Web1.0:1990年~2004年 (読み取り専用ページの時代)
- Web2.0:2005年~2021年 (SNSとGAFAMの時代)
- Web3.0:2022年~ (ブロックチェーンの時代へ)
Webの歴史は、Web1から始まりました。
この順に成長していってます。いまからWeb3という概念が一般社会に浸透していくというフェーズということになります。
いま移行期です。Web3黎明期といったところでしょうか。
Web3はものすごいポテンシャルを秘めています。僕たちが主体になれる、可能性がある時代がもうそこに来てるということですね。
では、まずはWeb1.0〜2.0を解説します。
Web1.0とは
「Web1.0」とは一言でいうと “インターネットが世界一般に普及した時代” のことを指します。
イギリスの計算機科学者・ティモシー・ジョン・バーナーズ=リー氏が「World Wide Web (ワールド・ワイド・ウェブ)」の仕組みを考案してシステム化された第1世代のインターネット世界です。
ほぼ読み込み専用であって、「静的なコンテンツ」とも呼ばれています。
インターネットの参加者の多くは閲覧する側であって、コンテンツの制作者は主にサイトを構築するエンジニアの技術を持った開発者でした。
つまり、いまは一般的にブログやSNSなどが普及していますが、このWeb1.0の時代ではインターネットで発信するのはテック系の専門家のみだったということです。
言わば一方向的なコミュニケーションの時代だったというわけですね!
Web2.0とは
Web2.0はSNSとGAFAの時代です。
代表的なSNSは以下です。
- YouTube
実際に普段から触わっているSNSですよね。
そして…GAFAの時代とは?
- Amazon
- facebook(meta)
- Apple
そして…Microsoft。
これら大手テック企業が利権を独占している状態…これが現代インターネット、僕たちがいま体感しているWebの世界です。
まさに今が第2世代のインターネット、「Web2.0」ということですね。
Web2では通信状態や回線速度が大きく改善され、安定性が高まりました。
年々スマホやパソコンの機能が進化していっていますよね!
読み込みスピードが早くて、低価格の回線によってインターネットを世界中の人が利用するようになりました。
様々なSNSも登場し、相互にコミュニーケーションを自由かつスピーディに行うことが出来るようになり、Web2.0世代ではインターネットが大きく飛躍しました。なにより、Web2.0世代を後押ししたのはスマホの普及ですよね。
iPhoneが登場し、のちにAndroidが登場しました。
Web1.0の時代は高額なパソコンを所有していないと、ネット検索することができませんでした。
インターネットカフェが流行ったのも、自宅にパソコンはないけど「ネット検索したい!」という需要が一定数あったからですよね。
Web2.0の世代では、誰もがある程度安くスマホを手に入れられるようになりました。今では中学生も親が買い与えてスマホを所有していますからね。
さらにGAFAとよばれる大企業によって、SNSや様々なクラウドサービスが提供されるようになりました。
今ではSNSが生活の一部になっている方が凄く多いですよね。
Web2.0の特徴をまとめると以下です。
- インターネットがソーシャルになった
- Webは閲覧する (静的なコンテンツ) だけではなく「参加できるもの (動的なコンテンツ)」になった
- ソフトウェアアプリケーションが普及
- 個人が一般的にWebサイトを持てるようになった
Web2.0が抱えている問題点・課題・デメリット
現代インターネットのWeb2.0は便利ですが、ただ便利なだけではなく、やはりデメリットもあります。
Web2.0では、以下の問題点があります。
- 使用するプラットフォーム企業の個人データの独占
- 個人データの不正利用 (プライバシー問題)
- 個人情報の漏洩 (セキュリティ問題)
- 大企業によるユーザーの権利をコントロール (中央集権型)
使用するプラットフォーム企業の個人データの独占とプライバシー問題
個人データの独占とプライバシー問題について解説していきます。
先ほどWeb2.0では、Google、Amazon、Facebook、AppleといったGAFAを筆頭に一部の大企業が大きな利益を得ており、力を持っているとう話をしました。
Microsoftもここに入りますね。
これら巨大テック系や金融系の大企業には、ユーザーの住所や年齢、性別といった基本的な個人情報だけでなく、さらに商品やサービスの購入履歴や趣味嗜好、Web上の閲覧 (行動) 履歴など、あらゆる情報が集まっています。
もちろんサービスを利用するために僕たち自らが個人情報を入力しているものもあるわけですが、こういった大企業によって、世界中のあらゆる個人情報が独占的に集められる状態になってしまっているのが現状です。
個人データを参考にして、僕たちが普段使っているSNSのユーザーに適した有効な広告を流す…といったことなどが日常的に行われているのをご存知ですか?
これもプライバシー問題の1つですよね。
こういった理由から、僕たちの「個人のプライバシーが守られている」とは決して言えないのです。
個人情報の漏洩 (セキュリティ問題)
セキュリティ問題では、僕たちユーザーの個人情報がサーバー上で管理されていることにより、もし “腕の立つハッカー” によってサイバー攻撃を受けた場合、多くのユーザーに影響を及ぼす可能性があり、危険性があるということです。
先ほどの故意での巨大テック企業によるプライバシー問題もありますが、セキュリティ問題によって個人情報の流出や不正アクセス、データの改ざんなどのリスクがあります。
個人情報漏洩の事件は、巨大テック企業に限らず、僕たちの日常でいたるところで頻繁に起こっています。
こういった事件はニュースで取り上げられているのをよく目にすることもあるかと思います。
これが今のWeb2.0が抱えている「個人情報漏洩」の問題点です。
大企業によるユーザーの権利をコントロール (中央集権型)
企業による使用しているプラットフォームのアカウント停止などが良い例でしょうか。
本記事を読んでくださっている方の中にもいらっしゃるかもしれませんが、アカウント停止はそのプラットフォームの行使によるものです。
もちろん規約を守らないことによってアカウント停止されるのは仕方がないかもしれませんが、永久にアカウント停止されるということは、ユーザーとしては個人の発信の権利を失っているということなんですよね…
今回挙げたのは1つの例でしたが、中央の管理者が存在することで、手動で永久にアカウント停止を行うことが出来る点は、賛否が分かれるところではあります。
「Web2.0」の課題の本質はこの “大企業・プラットフォームの中央集権型インターネット世界” とも言えます。
このことを踏まえた上で、次章のWeb3とは?の章に入ります。
Web3とは / 概念・意味
冒頭でも解説しましたが、もう1度改めてWeb3のおさらいです。
Web3 (Web3.0世代) とは、ブロックチェーンなどの “分散型のネットワーク” を基礎とした “非中央集権的” なWeb世界のことです。
この “分散型ネットワーク” を活用することによって、Web2.0世代に抱えていた “中央集権による課題” を解決しうる新しいWeb世界の概念が誕生しました。
Web3を支えるイーサリアムブロックチェーンとは / Web3とブロックチェーンの関係
イーサリアム (ETH) ブロックチェーンは、多くのWeb3プロジェクトが基盤としているプラットフォームです。
大きな特徴としては、「分散的かつ管理者のいない中央集権組織に頼らない方法」で運営されている点です。
ブロックチェーンの技術により、すべてのユーザーがデータを共有・管理が可能になるので、データの改ざんや不正利用のリスクを大幅に削減できます。
ユーザー同士でデータを共有・管理しているため、不正ができない仕組みになっているんです。
つまりブロックチェーンによって、管理者がいなくても取引データを疑う余地がなくなった (トラストレス) ということです。
全ての取引データに「信頼」を生むことが出来る技術、それがブロックチェーンです。
(仮想通貨の取引データはインターネット上の帳簿で管理されていて、誰でも閲覧・確認が可能です)
さらに、イーサリアムブロックチェーンの特徴として、あらゆる契約およびトランザクション (取引) を自動化できる「スマートコントラクト機能」というものがあります。
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コインチェックでは本記事で解説しているWeb3を始めるために必要なイーサリアムを購入することができます。
Web3で注目されている3つの分野
ブロックチェーン技術があるからこそ、真価を発揮するWeb3。
ここでは、Web2.0からWeb3に進化することで「ブロックチェーンはどういった分野で活躍できるのか?」を関連記事を交えつつ具体的に解説していきます。
Web3で注目されている分野はこれら3つの分野です。
- NFT
- DeFi
- NFTゲーム (GemeFi)
順番に解説していきます。
NFTとは
NFT (Non-Fungible Token) とは “非代替性トークン” と訳され、代替が不可能な「ブロックチェーン (デジタル台帳) 」で発行された唯一無二のデータのことです。
- NFTは仮想通貨のブロックチェーン技術とデジタルアートを組み合わせたもの
- NFTはブロックチェーン技術によってコピー・複製ができない。よって大きな価値のあるアート作品となりえる
- NFTの市場規模は拡大傾向にある
- NFTは絵や音楽以外にも多種多様なコンテンツを作成・出品できる
NFTの始め方はこちらの記事で解説しているので知見を広めるのに役立ててください
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NFTゲーム (GemeFi) [ブロックチェーンゲーム]とは
NFTゲームとは、仮想通貨 × ブロックチェーン技術を応用して作られたゲームのことです。
別名で「ブロックチェーンゲーム」とも呼ばれています。
近い将来、親が子どもに対して「誕生日プレゼントに何が欲しい?」と聞いたら「NFTゲームのアイテム買いたいからイーサリアム!」と答えるような世の中が近々来るかもしれません。
メタバースの発展はもう誰にも止められません。これはインターネットやスマホと一緒で人類にとって標準装備となります。
そしてNFTゲームやGameFiというワードは、当たり前のようにメタバースが広がっていくに連れてよく聞くことになるでしょう。
NFTゲームについてはこちらの記事でかなり詳しく解説しています
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NFTゲーム (GameFi) とは?始め方や稼ぎ方・お薦めゲーム徹底紹介【画像付き】
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DeFiとは
DeFiはイーサリアム上のスマートチェーンを利用したブロックチェーンで動く分散型のアプリケーションです。
実際に年利で約20%を狙うことができ、他の金融商品に比べても魅力的な収益性が提供されており、注目されています。
DeFiについてはこちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください
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Defiの始め方・やり方、稼ぎ方を画像付きで解説【初心者むけ】
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コインチェックではここまでで紹介したWeb3を始めるために必要なイーサリアムを購入することができます。
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Web3は本当に必要?Web3で解決できることや期待・メリット
「Web3…?Web2.0で十分だと思うんだけど…?」
こういう意見もあるかと思いますが、先ほどWeb2.0の章で解説した通り、いまのインターネット世界には問題点がいくつかあります。
その課題がこちらでしたね。
- 使用するプラットフォーム企業の個人データの独占
- 個人データの不正利用 (プライバシー問題)
- 個人情報の漏洩 (セキュリティ問題)
- 大企業によるユーザーの権利をコントロール (中央集権型)
これらの課題を解決する動きは早くなっています。
では、Web3で解決できるものとはなに?
こちらの3点です。
- プライバシーとセキュリティ問題の解決
- 中央集権型からの脱却
- 国による通貨の壁がなくなる (市場のグローバル化)
順にみていきます。
プライバシーとセキュリティ問題の解決
まず、Web3で解決できること、そして大きな利点として、「プライバシーとセキュリティ問題の解決」が挙げられます。
従来のWeb2.0のようにパスワードなどの個人情報を提示する必要がないので、悪用を懸念することがなくなります。
プライバシーが守られるのと同時に、情報漏洩のリスクやセキュリティの問題を克服することができるのは大きなメリットと言えます。
中央集権型からの脱却
Web3のサービスを利用するにはブロックチェーン技術を使うため、Web3の概念において仮想通貨ウォレットを保有して、ユーザー同士で取引したデータを共有・管理します (もちろんウォレットの中身は共有しません)。
ブロックチェーンでは相互のデータを参照することができるため、データの分散管理が実現できるということです。
(中央集権型は管理者がいるため、万が一その管理者が不正したとしてもバレないケースがあり、ユーザーの権利をコントロールされるリスクがあった)
従来のWeb2.0の仕組みである “単一のサーバーやデータベース” に代わり、ユーザーの1人1人が参加するネットワークがサービスを提供する基盤となるために、“分散管理型” とも呼ばれる非集権型が実現できます。
ということは、中央集権型からの脱却が可能ということになるわけです。
国による通貨の壁がなくなる (市場のグローバル化)
いまの世界では現在でも「グローバル市場」とは言われてますが、「真のグローバル市場」とは言い切れないところがあります。
なぜかというと、例えば国によって通貨が違うため、換金する手間や通貨の価値など、シームレスになり得ていないのが現状だからです。
しかし、Web3の世界であれば国境などは存在せず、仮想通貨という “世界の共通通貨” を使ってサービスや商品を購入することが可能です。
しかも、決済はインターネットで完結するので早いんです。
Web3の課題・問題点・デメリット
ここまでWeb3のメリットや期待、どういった分野で真価を発揮するのか?を解説してきました。
しかし、魅力的なWeb3にもやはり懸念点や課題があります。
それが以下の点です。
- サービスが使いずらい、利用する難易度が高い
- 管理者がいない反面、自己責任
- 手数料が高い
- スケーラビリティの問題
- 法整備が整っていない
サービスが使いずらい、利用する難易度が高い
Web3の課題の1つとして、「利用する難易度が高い」というものがあります。
というのも、やはり仮想通貨取引所の口座を開設して、イーサリアムでWeb3のサービスを利用開始するまでのハードルが高いからです。
例えば、NFTを始める場合、次のような手順が必要です。
- 1.コインチェックなどで仮想通貨の口座を開設して日本円を入金する。その後、イーサリアムを購入する
- 2.MetaMaskをダウンロードし、ウォレットを作成しておく (作成後、グーグルクロームの拡張機能として紐付ける)
- 3.MetaMaskにイーサリアムを送金する
- 4.NFTマーケットプレイスプラットフォームにログインする【有名なものではOpenSeaやRarible、foundation等があります】
- 5.OpenSeaなどNFTマーケットプレイスプラットフォームとMetaMaskを接続する
- 6.ウォレットにNFTアートの売買に必要な仮想通貨を入金する
- 7.NFTマーケットプレイスプラットフォームに詳細を記入する
- 8.出品するNFTアートをアップロードする
Web3のサービスを利用開始するにも、これらの手順をふまないといけないとなると、尻込みする方も少なくはないはずです。
「別にまだいいか…」
相当、時代についていくためのアンテナが高いか、テクノロジーへの興味がないと、現状のこの難易度の高さではスルーしてしまいがちです。
Web3のサービスを利用するために、もっと手順や仕組みが簡易的にならないと、本当の意味でWeb3は浸透しないでしょう。
ITや機械が苦手な方はWeb3についていけないからです。
管理者がいない反面、自己責任
非中央集権型の世界になると、「管理者がいない」ということになります。
ということは、取引に関するトラブル、不備があった場合、現状では “自らの力で解決しなければならない” ということになります。
利用しているWeb3のサービスが法整備されていて、明確な規約などがあれば良いですが、ない場合は自己責任になるということです。
また、Web2.0のサービスでは企業などプラットフォームに個人情報を渡してるので、アカウントのパスワードなどを紛失しても復元したり再発行することが可能でした。
一方、Web3ではアカウントは自分で管理することになります。
イーサリアムなど仮想通貨を使って取引を行い、自分で取引を行なって管理しているために企業などが関与することはありません。
なので、IDやパスワードの再発行を行なって渡すことがなくなります。
ということは、万が一ウォレットのパスワードを忘れた場合、ウォレットの中身を取り出すことが出来ない…といったことにもなりかねません。
また、MetaMaskなど仮想通貨のウォレットをハッカーなどにハッキングされた場合、泣き寝入りするしかありません。
また “匿名で人を騙せる” ので、詐欺などが往々する可能性がある点も懸念の1つです。
手数料が高い
「手数料が高い」という点も問題点の1つです。
Web3で使われるブロックチェーンの「イーサリアム」は手数料が非常に高く、NFTを出品する場合や購入する場合、取引の手数料として「ガス代」というものを支払わなければなりません。
ちなみに僕自身はじめて取引する (NFT出品) 際には、1万円ほどガス代がかかり、「決して安いとは言えないな」と感じました。
仮想通貨の価格自体も、1秒単位で変動します。
価格が安定していないために、暴落のリスクもあり、チャートや仮想通貨ニュースを確認しつつ慎重に取引しなければなりません。
そのため、Web3のサービスを利用する場合はこういったリスクも理解しておく必要があります。
スケーラビリティの問題
「スケーラビリティの問題」もあります。
※スケーラビリティとは:利用者や仕事の増大に適応できる能力・度合いのこと。一種の拡張性のこと。機器やソフトウェア、システムなどの拡張性、拡張可能性のこと。
このスケーラビリティの課題とは、膨大にトランザクションが増えていくにつれ、単純に処理能力が追いつかない…といった事態の問題です。
世界中でブロックチェーンを使うようになると、なおのことトランザクションに影響が出てくるかもしれません。
この部分もWeb3の課題・デメリットと言えるでしょう。
さらに、トランザクション問題の大きさに比例して、Web3を使うときに手数料も高額になっていくと予想されています。
いまのWeb2.0ではWiFi代を月に4,000〜6,000円ほど支払えばインターネットを使用できますが、Web3を利用するのに手数料が高いとなると、普及するためには手数料の高さが大きな障壁となってしまうでしょう。
いくら便利でも、使う度に毎回高額の手数料が発生するのでは利用者数が増えないからです。
Web3周りの法整備が整っていない
Web3のサービスを使うための様々な法整備が、現状では追いついていません。
例えば、メタバースをビジネスに使う場合に発生するものなのですが、仮想空間・仮想世界において “法に基づいた規約をどう設けていくのか?” という点なども法整備の課題の1つです。
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Web3は魅力的ですが、Web3が当たり前に人々に利用されるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
最後に:Web3.0とは?次世代インターネットWeb3の意味や特徴・始め方・使い方を徹底解説!【2022年仮想通貨トレンド到来】
今回は、Webの歴史を紐解き、これから浸透していくであろう次世代のインターネット世界「Web3」に関する記事を書きました。
✔︎Web3の始め方5ステップ
- コインチェックで口座開設して、仮想通貨を入手する
- メタマスク(ウォレット)を作成する
- メタマスクに入手した仮想通貨を入金する
- OpenSeaでNFTを買ったり、STEPNなどのBCGを遊ぶ
- NFTを売買したり、※BCGのゲーム内通貨を稼ぐ(日本円に換金できる)
※ BCG⇨ブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)のこと
最後に、「Web3」に関してすごく良い例えのツイートに出逢えたので、掲載させていただきます。まさに納得…という感じです!
Web3やDAOという言葉は変化にいたるまでの「活動」ととらえるとしっくりくるのかも。例えるなら、「男女平等」は昔からすると徐々に社会に浸透されているものの、まだ完璧ではありません。紆余曲折しながらも着実に理想系に近づけていくエンドレスな「活動」。常に課題は発見されるし常に解決に向かう
— 🙏paji.eth🍀 (@paji_a) January 19, 2022
ーー
Web3やDAOという言葉は変化にいたるまでの「活動」ととらえるとしっくりくるのかも。例えるなら、「男女平等」は昔からすると徐々に社会に浸透されているものの、まだ完璧ではありません。紆余曲折しながらも着実に理想系に近づけていくエンドレスな「活動」。常に課題は発見されるし常に解決に向かう
このツイートを読んだ時、「確かに」と妙に納得しました。
僕の意見としては、実際には「Web2.0が完全になくなることはないのではないか?」と感じています。
Web2.0とWeb3が共存しながらインターネットの世界はしばらく回っていくことになると思います。
Web3に完全移行するのは、ここ数年で実現するなんて考えられないからです。
とは言え、ブロックチェーン周りの法整備などが整ってきたら浸透するのは早いでしょうし、Web3の世界でポジティブな未来を期待できます。
ネットの技術は成長はすれど後退することはないでしょう。
となると、いずれ「Web3」のシェアがWeb2.0を超えてくることになります。
僕はWeb3を読者のあなたに少しでも体感しておくことを提案したいです。
ブロックチェーンの技術に触れておくというのも社会勉強の1つだと言えるからです。
コインチェックではここまでで紹介したWeb3を始めるために必要なイーサリアムを購入することができます。
NFTやNFTゲームなど、ブロックチェーンによる最新のテクノロジーに触れておいて、「初期Web3」を体感するのは素晴らしいことです。
Web2.0とWeb3の “いいとこ取り” でインターネットをこれからも楽しんでいきたいですね^^
Web3の今後に注目しつつ、一緒に学んでいきましょう。
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✔︎この記事を書いた人 / 朝倉和哉 (かずりりぃ)
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